山ともは、地理院地形図より正確な登山道データを提供することを目指していますが、GPSで現在位置を同定することを基本としているため、山ともに表示される登山ルートは、地形図などに合わせたデフォルメが施されていません。したがって、地形図やGoogleマップに描かれた道路や川との位置関係が実際とは異なって表現されてしまうことがあります。
たとえば、ルートがどこで車道を横切っているか、沢沿いのルートが沢の右岸を通っているか左岸を通っているか、どこで渡渉しているかなどは、正しく表現されていない場合があります。そのような相対的な位置関係は、地形図のみから読み取るようにしてください。
以下に具体的な例を示します。これらの場所には、山ともの地図上にアイコンが表示されています。このアイコンをタップすると、このヘルプページを開いて注意を読むことができます。具体的な例は随時追加されます。
現在、ベースデータには、少数ですが一般向けではないルートも一般向けルートと区別なく含まれ、地図上に表示されています。これはユーザーの皆様に誤解を与える恐れがあるため、区別が可能なように今後順次修正していきます。この点も十分にご注意ください。
不動山から降りてくるルートは、車道をヘアピンカーブ付近で横切った後に、車道に沿うように進んでいるように見えますが、実際には車道に接続し、その後は車道上を進むルートです。地形図の登山道と車道の位置関係はそのように表現されています。
正しい車道の形状と位置はGoogleマップの衛星写真からわかります。
下の図のように、山とものルートは実際の車道の位置に合わせて表現されています。(青線は、上の写真から車道をトレースして描いたものです。)
1622mのピークから降りてくるルートは、車道を2回横切っているように見えますが、実際は車道を横切らずに第一駐車場に入ります。下のGoogleマップの方が正しい車道の位置です。
上のルートは車道を3回横切っているように見えますが、実際は1回しか横切っていません。下のGoogleマップの方が正しい車道の位置です。もちろん、地形図に描かれた登山道の位置も実際とはかなりずれています。
川を遡るルートは、分岐後にそれぞれ川を渡っているように見えますが、実際は[渡渉点]のマーカーの位置で沢を渡ってから分岐します(地形図の川の位置がややずれています)。登山道と川の相対的な位置関係は、下の図の地形図に描かれたとおりになっています。
北東側から笠峠に向かうルートは、車道を横切ったり車道上を進んだりしているように見えますが、実際は車道に交わらずに山側(崖の上)を進みます。下のGoogleマップの方が正しい車道の位置です。
宇賀渓本谷に沿うルートは、地形図に描かれた登山道が渡渉する場所以外にも、実際には何度か渡渉しています。ただし、一般に渡渉点は大雨の後などにたびたび変わりますので、宇賀渓観光案内所など地元で最新情報を入手してください。中道ルートも同様です。