使い方>山ともデータのバックアップと復元

メモ 「バックアップと復元」の機能は、何らかの理由で山ともを再インストールする場合、端末を初期化する場合、山ともデータを他の端末に転送する場合などのために用意されています。
メモ Android 6.0から、システムが自動的にアプリデータをバックアップする機能が提供されています。Android 6.0以上の端末では、山とものデータも自動的にクラウドにバックアップされ(地形図画像を除く)、山ともを同じアカウントでインストールしたときにデータが復元されます。山ともに用意されたバックアップ/復元機能を使用する必要はなく、ベースデータをダウンロードする必要もありません。
機種変後も基本的に同様ですが、自動的に復元されなかった場合は、「山ともデータを他の端末から復元するには」の手順を実行してください。
<操作のポイント>
  • まだ何も記録がない状態でのみ復元可能(複数の端末の山行記録の統合はできない)
  • バックアップしたデータをその端末で復元可能
  • バックアップしたデータを他の端末に転送して復元可能(画像/ビデオデータの移行は別途必要)
<このページの内容>
山ともデータを同じ端末で復元するには
山ともデータを他の端末から復元するには
データの格納場所

山ともデータを同じ端末で復元するには

メモ Android 6.0以上の端末でアプリデータの自動バックアップを有効にしている場合、通常、この機能を使用する必要はないはずです。
メモ 以下の手順ではストレージにアクセスします。必要な許可を求められた場合は、これを許可してください。
1 山ともをアンインストールしたり、端末を初期化する前に、山ともメニューの[データ管理]-[バックアップと復元]から[バックアップと復元]画面を開きます。
2 [データのバックアップ]ボタンをクリックしてデータをバックアップします。バックアップしたデータは、その時点のバックアップデータセットとしてリストに表示されます。
メモ 保存されるデータは、山行記録、主要な設定、トラックログです。写真やビデオはそれらのファイルへのリンク情報だけが保存されます。バックアップデータはアプリ外部の共有ストレージに作成されるため、山ともをアンインストールしたりデータを削除しても残されます。
端末を初期化すると共有ストレージのデータも消去されます。初期化する前に、yamatomo_backupフォルダ全体を外部のメディアにコピーし、初期化後に戻してください。
3 山ともをアンインストールしたり、端末を初期化した後に、山ともを再インストールします。
4 山ともを開き、ベースデータをダウンロードします。
制限 ベースデータをダウンロードした直後に以下の復元を実行してください。山行記録などを作成した後に復元を実行することはできません (したがって、データの統合はできません)。アプリのインストール時に、Androidの自動バックアップと復元機能によって不要なデータが格納され、ここでの復元に失敗することがあります。その場合は、システムの設定アプリから山ともアプリデータの消去を行ってください。
5 山ともメニューの[データ管理]-[バックアップと復元]から[バックアップと復元]画面を開きます。
6 先ほど作成したバックアップデータセットをクリックし、[操作の選択]ダイアログボックスの[この端末で復元]ボタンをクリックして復元します。
7 成功したら、メイン画面に戻ると、復元された山行記録が表示されます。

山ともデータを他の端末から復元するには

メモ スマホを買い替えた場合などは、この手順で山ともデータを転送して復元できます。
メモ 以下の手順ではストレージにアクセスします。必要な許可を求められた場合は、これを許可してください。
メモ 以下の手順ではBluetoothを使用します。必要な許可を求められた場合は、これを許可してください。
メモ 山ともに表示されていた写真やビデオは、別途新しい端末にコピーする必要があります。それらの写真やビデオを端末に付属するフォトビューアなどで表示できる状態であれば問題ありません。
1 転送元の端末で、山ともメニューの[データ管理]-[バックアップと復元]から[バックアップと復元]画面を開きます。
2 まだバックアップを作成していない場合、または最新のバックアップを作成する場合は、[データのバックアップ]ボタンをクリックしてデータをバックアップします。バックアップしたデータは、その時点のバックアップデータセットとしてリストに表示されます。
3 作成したバックアップデータセットをクリックし、[操作の選択]ダイアログボックスの[別の端末に送信]ボタンをクリックします。 [バックアップデータの送信]ダイアログボックスが表示されるので、開いたままにしておきます。
メモ [使用可能な端末]リストには、まだ何も表示されていなくても問題ありません。
4 転送先の端末で、山ともをインストールし、ベースデータをダウンロードします。
制限 ベースデータをダウンロードした直後に以下の復元を実行してください。山行記録などを作成した後に復元を実行することはできません (したがって、データの統合はできません)。アプリのインストール時に、Androidの自動バックアップと復元機能によって不要なデータが格納され、ここでの復元に失敗することがあります。その場合は、システムの設定アプリから山ともアプリデータの消去を行ってください。
5 山ともメニューの[データ管理]-[バックアップと復元]から[バックアップと復元]画面を開きます。
6 [バックアップデータを受信]ボタンをクリックします。 [バックアップデータの受信]ダイアログボックスが表示されます。
メモ 2つの端末の間で既にBluetooth通信(ペアリング)を行ったことがある場合([使用可能な端末]リストに既に転送先の端末がある場合)、以下の手順7~8は不要です。
7 転送先の端末で、[公開]ボタンをクリックします。操作の許可を求められたら、これを許可します。
8 転送元の端末で、[検索]ボタンをクリックします。しばらくすると、転送先の端末が検出されて、[使用可能な端末]リストに表示されます。
9 転送先の端末で、[データの受信]ボタンをクリックします。
10 転送元の端末で、[使用可能な端末]リストから転送先の端末をクリックします。ファイルの転送が開始されます。
メモ 2つの端末の間でBluetooth通信(ペアリング)を行ったことがない場合は、最初に両方の端末でペアリングの確認を求められます。[ペア設定する]を選択してください。
11 ファイルの転送が完了したら、転送先の端末のダイアログボックスで、[直ちに復元]をクリックします。
12 成功したら、メイン画面に戻ると、復元された山行記録が表示されます。
ヒント 山行記録に表示されていた写真やビデオがすべて転送先の端末の同じ場所(フォルダ)にコピーされている場合は、それらは復元後にもすべて表示されます。そうでない場合は、一部の写真やビデオが表示されなくなります。その場合は、[表示されない写真/ビデオの検索]を実行して、リンク情報を更新してください。
ヒント 何らかの理由により、Bluetoothでバックアップデータを転送できない場合は、手作業で転送先の端末にコピーすることもできます。詳細については、開発者query@gogo3776.comまでお問い合わせください。

データの格納場所

山とも本体
アプリ本体は端末の内部ストレージの専用領域にインストールされます。ただし、Android 6.0以上では、アプリをSDカードにインストールすることもできます。ユーザーが直接アクセすることはできません。
ベースデータ
開発者から提供される地名や登山道のデータはアプリ本体と同じ場所に格納されます。ユーザーが直接アクセすることはできません。
山行記録・トラックログ・コース・設定など
ユーザーデータはアプリ本体と同じ場所に格納されます。ユーザーが直接アクセすることはできません。
バックアップデータ
ユーザーデータのバックアップは共有フォルダのyamatomo_backupフォルダに保存されます。通常、共有フォルダは内部ストレージ内にありますが、端末によってはSDカードの場合もあります。バックアップの詳細については、山ともデータのバックアップと復元を参照してください。ファイラーアプリなどを使用して、ユーザーが直接アクセすることができます。
地形図
地形図画像はアプリ本体と同じ場所またはSDカードに保存できます。保存場所の詳細については、地形図の保存容量の指定を参照してください。SDカードの場合は、ユーザーが直接アクセすることができます。