使い方>山行記録のサマリービューの操作方法

タイムラインビュー / マップビュー / 登頂記録詳細

山行記録のサマリービュー

自動の項目は、トラックログから山行記録を生成すると自動的に設定されます。
メニューボタンです。山行記録の詳細のメニューを参照してください。左端をタップすると、この画面が閉じてメインリストに戻ります。
タイトルを長押しすると編集できます。
メインイメージをタップすると、標準ビューアで写真が開きます。長押しすると、写真を変更できます。メインの[設定]メニューの[写真の表示サイズ]オプションで、写真のサイズを3種類から選択できます。
自動日付を長押しすると、日付を変更できます。
自動日数を長押しすると、日数を変更できます。
自動エリアを長押しすると、エリアを変更できます。
[メンバー]のタイトルを長押しすると、同行者のカテゴリーを自由に設定できます。メンバー名を個別に追加することもできます。このカテゴリーやメンバー名を基準にフィルターできるため、たとえば、「単独」の山行や「遠藤さん」と登った山を後で検索することができます。
自動[登頂]のタイトルを長押しすると、トラックログから自動的に登頂記録を再生成できます。
個別の登頂記録をタップすると、登頂記録の詳細が開きます。長押しすると、登頂記録を削除できます。

メモ 登頂記録を個別に追加するには、マップビューを使用します。

自動[全行程]のタイトルを長押しすると、トラックログから自動的に全行程を再計算できます。自由に編集することもできます。

自動[ウェイポイント]のタイトルを長押しすると、トラックログから自動的にウェイポイントを再生成できます。ウェイポイントやノートを追加することもできます。
個別のウェイポイントをタップすると、時刻表示がそのウェイポイントからの所要時間に変わります。再度タップすると元に戻ります。 長押しすると、ウェイポイントを編集・削除できます。ウェイポイントは自動的に時間順に並べ替えられます。

メモ 「ノート」を追加すると、「大倉尾根」「この間クサリ場多数」など、登山コースに関するメモを自由に挿入できます。

ノートを長押しすると、ノートを編集・削除・移動できます。
[メモ1]~[メモ6]までを長押しすると、それぞれの内容を編集できます。メモの内容を基準にフィルターできるため、たとえば、「テント」や「アイゼン」を使用した山、「ニッコウキスゲ」や「カモシカ」を見た山を後で検索することができます。

メモ メモのタイトルを変更するには、メイン[設定]メニューの[メモxのタイトル]オプションを使用します。

[タイムライン]/[マップ]ボタンを長押しすると、タイムラインビュー/マップビューが表示されます。

山行データの収集

[山行データの収集]ダイアログボックスでは、トラックログから、登頂した山や通過したウェイポイントを取得したり、歩行距離、登降差、歩行時間、消費カロリーなどを計算し直すことができます。このダイアログボックスは、[登頂]、[全行程]、[ウェイポイント]のタイトルを長押ししてアクセスできます。

[登頂記録]、[全行程]、[ウェイポイント]の各チェックボックスをオンにすると、それぞれのデータを取得し直すことができます。現在のデータはクリアされるため、手入力した内容を維持したい場合などは、その項目をオフにしてください。

[ウェイポイントの標高から最高標高点を求める]オプションをオンにすると、最高標高点をトラックログではなくウェイポイントの標高から取得します。トラックログの標高は誤差が大きいことがありますが、このオプションをオンにすると、登頂した山の標高に合わせることができます。

[既存のウェイポイントの時間から時間を計算する]オプションをオンにすると、歩行時間や休憩時間をトラックログではなく現在のウェイポイントの時間から計算します。このオプションをオンにすると、手入力して調整したウェイポイントの時間に合わせて、これらのデータを取得できます。このオプションは、[チェックポイント]をオフにした場合にだけ有効になります。

[テンプレート]ボタンをクリックすると、全行程の計算結果の表示テンプレートを指定できます。詳細については、下のテンプレートの編集を参照してください。

テンプレートの編集

[テンプレートの編集]ダイアログボックスでは、[全行程]欄の表示テンプレートを編集できます。

[テンプレート]フィールドでテンプレートを編集すると、サンプルデータを使用した表示例が[例]に表示されます。この表示例のように、複数日の山行では日毎にデータを表示できます。

[項目の挿入]ボタンをクリックすると、テンプレートにデータ項目の見出しとタグを挿入できます。以下のデータ項目があります。

  • 距離[DST]:移動距離です。
  • 最高標高[EHI]:到達した最高標高です。[ウェイポイントの標高から最高標高点を求める]をオンにした場合は、トラックログではなく、ウェイポイントの標高(マーカーに表示される標高)から求められます。
  • 最低標高[ELO]:到達した最低標高です。
  • 標高差[DIF]:「最高標高-最低標高」です。この間を主に上ったか下ったかに関係なく、常に正の値になります。
  • 累積上り[ASC]:累積の上り標高差です。
  • 累積下り[DSC]:累積の下り標高差です。
  • 登降差[DLT]:「累積上り-累積下り」です。これはスタート地点の標高とゴール地点の標高の差です。全体として上っていれば正の値、下っていれば負の値になります。
  • 行動時間[TMT]:移動の開始から終了までの時間です。
  • 歩行時間[TMA]:「行動時間-休憩時間」です。
  • 休憩時間[TMR]:メイン[設定]メニューで設定された[休憩の基準]に基づいて休憩と見なされた時間の合計です。[既存のウェイポイントの時間から時間を計算する]をオンにした場合は、トラックログから自動計算した結果ではなく、現在のウェイポイントの時間が使用されます。
  • 消費エネルギー[CAL]:上記の移動距離・累積上り・累積下り・行動時間に基づいて計算された消費エネルギーです。消費エネルギーの計算方法については、コースの体力度と必要エネルギーについてを参照してください。
  • [DAY]日目:日毎の見出しです。
  • $:これはデータ項目ではなく、テンプレート内でセパレータとして使用される文字です。下記を参照してください。

たとえば、「距離[DST]」のうち、見出し部分「距離」は自由に編集でき、それがそのまま表示されます。タグ部分「[DST]」は実際のデータに置換されます。テンプレートは、セパレータ$の配置によって4パターンがあります。それぞれについて、次に簡単な例を示します。

パターン1 (T):日毎のデータは表示されず、全体データのみが表示されます。

テンプレート 距離[DST]/時間[TMT]
日帰りの表示例 距離6.79km/時間3h46m
複数日の表示例 距離13.85km/時間12h58m

パターン2 (B$T):全体データは表示されず、日毎のデータのみが表示されます。Bは各日の見出しになります。日帰りの場合、見出しは表示されません。

テンプレート [DAY]日目$距離[DST]/時間[TMT]
日帰りの表示例 距離6.79km/時間3h46m
複数日の表示例 1日目距離6.79km/時間3h46m
2日目距離7.06km/時間9h12m

パターン3 (A$B$T):全体と日毎のデータが表示されます。Aは全体の見出し、Bは各日の見出しになります。日帰りの場合、日毎のデータは表示されず、全体の見出しも表示されません。

テンプレート 合計:$[DAY]日目:$距離[DST] 時間[TMT]
日帰りの表示例 距離6.79km 時間3h46m
複数日の表示例 合計:距離13.85km 時間12h58m
1日目:距離6.79km 時間3h46m
2日目:距離7.06km 時間9h12m

パターン4 ($T1$B$T2):全体と日毎のデータが表示され、それぞれに違うデータを表示できます。T1は全体データ、Bは各日の見出し、T2は日毎のデータになります。日帰りの場合も、全体データのほかに1日分のデータが表示されます。

テンプレート [全体]距離[DST]/消費[CAL]:$[[DAY]日目]$距離[DST]/時間[TMT]
日帰りの表示例 [全体]距離6.79km/消費1207kcal
[1日目]距離6.79km/時間3h46m
複数日の表示例 [全体]距離13.85km/消費3177kcal
[1日目]距離6.79km/時間3h46m
[2日目]距離7.06km/時間9h12m

上の例のように、タグと$以外の文字・記号・改行はそのまま表示されます。

トラックログが日をまたいで連続している場合は、トラックポイントの時刻が3時間空いたところで日を区切っています。ナイトハイクや富士登山のような変則的な行程に対応しています。

メモ 山ともで計算した距離や累積登降差は、他のツールで計算した値より小さくなることがあります。(ver.1.10以前の値と比べても1割ほど小さくなります。)GPSデータには常に誤差が含まれるため、たとえば、1kmを直線で移動してもトラックログの軌跡はジグザグになり、移動距離は必ず1kmより大きくなります。また、同じ場所に留まっていても、移動距離はゼロになりません。直線移動の例で言えば「これは直線移動である」という仮定を置かないと実態に近い値を求めることができません。山ともでは「登山ルートは長さ約25mの線分の連なりである」という仮定で距離などを求めています(これでおよそ実態に照らして妥当な結果が得られると考えています)。したがって、距離・登降差・消費エネルギーなどは、山とも内の相対的な数値であると理解してください。