音声案内を使用するには、日本語のテキスト読み上げエンジンが端末にインストールされている必要があります。Go!の[音声案内設定]メニューを選択し、一番下の[サンプルの再生]が正しく再生されれば問題ありません。
山とものエラーメッセージが表示される、正しく再生されない、再生の品質が悪いなどの問題がある場合は、日本語のテキスト読み上げエンジンが端末にインストールされていない可能性があります。端末の[設定]アプリを起動し、[言語と入力]→[テキスト読み上げ]を開くと、読み上げエンジンがいくつかリストされているはずです。
それらの設定を開き、日本語の読み上げがサポートされているかどうかを確認してください。
サポートされていない場合は、Playストアから日本語のテキスト読み上げエンジンをインストールしてください。N2 TTSなどのエンジンがあります。
! 日本語のテキスト読み上げエンジンをインストールしても、山名などの固有名詞は、本来の読み方と異なってしまう場合があります。
案内は次の条件が揃うと開始されます。
・案内設定で音声案内または通知がONになっている。
・コースがロードされている。
・ログが開始されている。
案内が開始されると、ステータスバーのアイコンが変化します。
音声案内のみ / 通知のみ / 音声案内と通知
音声案内/通知のオプションが変更されると、新しいオプションで案内が再開されます。
上の条件の1つが欠けると、音声案内/通知は終了します。音声案内は、ナビゲーション中にゴールに到着したときも終了します。通知は、終了時にスマートフォン端末からもWear端末からも消去されます。
[チャイムを鳴らす]オプションを使用すると、読み上げの前に、選択したサウンドを最大5秒間鳴らすことができます。
チャイム 常に端末の着信音の音量で再生されます。
音量の調節中は上のような着信音の音量のインジケータが表示されます。
読み上げ 独自の音量で再生されます。この音量は、[サンプルの再生]ボタンの横に表示されます。
サンプルの再生や実際の音声案内の読み上げ中に音量を調節すると、上のような音楽の音量のインジケータが表示されます。このときの音量設定はGo!の音声案内にのみ使用されます。つまり、音楽/動画/ゲームなどの音量には影響しません。
たとえば、案内の間隔を30分に設定し、午前8:10に案内を開始した場合は、8:30、9:00、9:30・・・に音声案内/通知が起動します。ただし、GPS位置情報を受信できたタイミングで起動するため、1分以上の長いログ間隔を選択している場合は、それだけの誤差が発生します。
定期的な音声案内に加えて、各チェックポイントに到着したタイミングでも音声案内できます。[案内設定]画面で、[音声案内]セクションの[チェックポイントに着いたときも案内する]をオンにしてください。
通知機能はAndroid Wear端末と一緒に使用することを目的にしています。Android Wear端末をお持ちの場合は、指定された間隔(音声案内と同じ)でWear端末に案内情報が送信され、Wear端末がバイブして知らせます。Wear端末をお持ちでない場合は、単にスマートフォン端末の通知領域に情報が表示されます。
左にスワイプすると[更新]ボタンが表示されます。これをタップすると、スマートフォン端末からいつでも最新の案内情報を直ちに受信できます。
さらに左にスワイプすると[リセット]ボタンが表示されます。これをタップすると、目標時刻が現在の予想到着時刻に設定され、進み遅れが0にリセットされます。
道外れアラームは、GPSに基づく現在位置が、あらかじめ指定した距離だけコースからそれているときに、アラームとバイブを鳴らして知らせる機能です。次のように機能します。
Bは、現在のGPS位置がコースから離れている距離です。この距離が30mより大きいと、コースから外れていると判断されます。
Aは、最後にコース上のポイントが認識された位置(青丸)から現在のGPS位置までの距離です。この距離が指定された距離より長くなると、アラームが起動して次のダイアログボックスが表示されます。
アラームを停止すると、以降15分間道外れアラーム機能は無効になります。
! ログの開始直後は、GPS位置が大きく(およそ100m以上)コースから外れていてもアラームは起動しません。徐々にコースから外れていった場合はアラームが起動します(頂上から反対方向に降りていってしまった場合など)。
! 道外れアラーム機能は、山ともから提供される登山道データに基づいて使用することを想定しています。地形図上の登山道をトレースして作成したデータなど、ユーザーが独自に作成したコースデータは実際の登山道から大きくずれていることがあるため、アラームが頻発する結果になる可能性があります。
道外れアラームのオプションは、[音声案内設定]画面にあります。
[距離]の設定で、アラームを起動する距離Aを指定します。
[精度を考慮する]オプションをオンにすると、上記のAとBの距離の両方で、現在のGPS位置情報の精度の分だけ道外れの条件を緩和します。たとえば、[距離]で100mを指定している場合、現在の情報の精度が20mであれば(最大の誤差が20m)、Aが100+20=120mを超え、Bが30+20=50mを超えたときに道外れと認識してアラームが起動します。